実習生がやってきた

本年度から当院は歯科衛生士学校の実習医院になりました。

数年前に神戸常盤大学短期大学部に口腔保健学科が設立されて、歯科衛生士の養成コースができました。
口腔保健学科の学科長のN先生はインチョーが大学で歯周病科に入局した頃に助教授をされていた大先輩です。インチョーにとっては歯周病治療のイロハを教えていただいた恩師です。

N先生と久しぶりにお会いした時、実習先になってくれないかとお話があった時はそれこそふたつ返事で受けさせていただきました。現在は丸くなられましたがインチョー若かりし頃は鬼軍曹のような先生でしたから、そんな先生のお願いを断るなんて畏れ多くてとんでもない!

冗談はさておき、インチョーは大学病院に長く勤めていましたので学生や研修医(歯医者の卵ってヤツですね)の教育にも関わっていました。教育は大学の使命のひとつですのでその大切さは十分理解しているつもりです。また、歯科衛生士さんの役割は特に当院のように歯周病治療を中心とした場合大変大切です。優秀な衛生士の存在なくして歯周病治療は成り立ちません。
まだまだ駆け出しの医院ですが、歯科衛生士教育に少しでもお役にたてるならと受け入れを決めました。

11月はじめから最初の実習生3名が医院で実習を行っています。
診療室のスタッフも加えて一気に大所帯になり、診療室が狭く感じられるようになりました。こういった外部の方を招きいれると新しい風が吹いたように感じます。

当院のように歯科衛生士が担当の患者さんをもって歯周治療に取り組んでいる姿勢は実習生にも新鮮にうつったようです。当院の衛生士もにわかに後輩ができた感じで自分の業務のほかに教えるという行為が加わっただけでいきいきとしてくれているように思います。

もちろんインチョーも若い女性が増えて喜ばずにはいられません(?)

しかし、指導者となると学生が書いたレポートを読んであげなくてはなりません。教育者としては当然のことですが、久しぶりにやると結構キツイ!

最後になりましたが、当院の患者様の皆様。しばらくの間見慣れない制服を着た者が院内におりますが、どうか温かい目でみてやってください。ご理解のほどよろしくお願いします。