スモーキン’ ブギ

10月1日からタバコ税が増税になりました。
「今回の大幅値上げによって4割近くのスモーカーが禁煙や減煙を始めた」と、とあるマーケティング会社が調査結果を発表していました。
なかなか習慣性のあるものですので、きっぱりと止めてしまうことは難しいのかもしれませんが、値段のプレッシャーは相当のものです。

タバコは歯周病の進行にも悪影響を及ぼしますのでインチョーの医院ではすべての方に禁煙をお勧めしています。
待合室には「タバコをやめて旅行に行こう」とのポスターが貼ってあります。1年間禁煙したらタバコ代がこれくらい浮いて海外旅行でも行けます!ということです。
今回の値上げで貯まるお金もグンッと上がりましたし、最近は格安航空会社もありますので、行ける海外旅行も豪勢になることでしょう。

診療室でお聞きしていると思いのほかたくさんの方が禁煙を始められたようです。
定期検診で久しぶりに来院された方も、以前あれだけ禁煙をお勧めしたにもかかわらず止めようとしなかった方が「先月から禁煙してるんですよ」とおっしゃっています。

女性の方で禁煙が成功された方には「最近お肌キレイじゃないですか!」とお声かけしています。

別にウソでもなんでもなくタバコは美容に対してとてつもなく悪影響をおよぼします。
なにしろ血管を収縮させてお肌の新陳代謝を妨げますし、お肌のハリの本体であるコラーゲンの分解してしまい、さらにはすべての細胞を老化させる活性酸素を発生させます。
そもそも喫煙しながら高級な美容液を使ったり、エステに通うなんぞはまったくもって意味ナシ!

・・・とインチョーは禁煙論者ですが、正直申し上げますとインチョーも昔はタバコ吸ってました。

松田優作がカッコよくタバコをふかしている姿に憧れてからはじまった喫煙は、ほぼ1日1箱以上を吸っていました。しかし、さすがに歯周病とタバコの害がなんぞと患者さんに大きなことを言うにはバツが悪いということで、30歳を過ぎた頃タバコをスパっと止めてしまいました。

インチョーの禁煙は思いのほか簡単に成功して、自分で自分のことを「なんと意思の強い人間だろう」と関心したものですが、なんのことはないニコチン中毒の度合いが少ないだけだったのでしょう。

ちなみに禁煙すると太るから・・・というのもウソです。タバコにダイエット効果はありません。
インチョータバコを吸ってたときも止めてからもスリムです。ハイ。