日本歯周病学会認定 歯周病専門医

こんちには。医療法人社団 宮本歯科・矯正歯科 院長の宮本 学です。

私は、1987年に岡山大学歯学部を卒業し、大学院を経て歯学部附属病院に長い間勤務しました。
歯学部附属病院は多くの専門領域に分かれています。卒業当初は歯周病科で研修しました。歯周病専門医を取得し、その後海外留学を経験しました。帰国後は矯正歯科で研鑽を積みました。

歯科治療は削ったり詰めたり、歯を抜いたり、歯ぐきを切開したり。小さな小さな外科処置の繰り返しです。
生来手を動かしてものを造ることが得意であった私は、歯科医師という技術を生かせる仕事が大好きです。私は田舎の生まれですが、祖父は鍛冶屋を営んでいました。職人の姿を幼い頃から見ていた私にとって手を動かす仕事につけたことは幸運でした。

大学病院で勤務後、2004年にこの地で歯科医院を開業し、地域の皆様の良きホームドクターとなれるよう毎日頑張っています。ホームドクターは患者様と永いお付き合いをすることが必要です。今までお口の状態が問題のない方であれば、ぜひそのままで、これからも良い状態を保てるように。何度も歯医者で治療を繰り返すリスクの高い方に対しては、いかにその変化を早めに察知して、最も有効な治療を的確に行えるように。歯科治療では定期的なチェックや対応は絶対に必要です。定期健診は欠かせません。

当院では患者様に詳細なお口の中の写真、基本的には9枚からなる「口腔内写真」を撮らせていただいています。口腔内写真は、治療後にも、また定期健診を続けておられる方には約2年に一度撮影させていただいています。歯と歯ぐきを正確に記録した写真は、歯科治療において大変重要な診療記録になります。治療によってどこがどう変わったか、定期健診で前回とどこがどう変化したか、が一目瞭然です。

専門の歯周病に対しては、精密な歯周病検査を実施しています。むし歯に対しては正確なレントゲン検査や、削らなくて済む小さな初期むし歯の記録や、生活習慣を中心としたリスク判定を実施しています。こうした多くの記録があってこそ、初めて正しい定期健診が可能です。

例えば内科の健診を想像してみてください。お医者さんに問診されて、聴診器をあてられて、「大丈夫です。何も問題はありません。」とはとても言えません。せめて血液検査くらいは行わないと病気の発見にはいたりません。歯科でも同じことが言えます。ただ歯医者さんに、歯科衛生士さんに診てもらえていれば大丈夫とはいえないのです。

最近では歯科医師会の活動を通じて、地域の歯科医療保健や高齢者医療対策について勉強することが多くなりました。灘区や神戸市の行政の方とも協力して歯科医療保健の向上に努めています。さらに兵庫県歯科衛生士学院では歯周病の授業を受け持ち、歯科衛生士教育に対しても力を注いでいます。

当院は2024年9月で開院20周年を迎えようとしています。
まだまだ挑戦は果てしなく続いています。

略歴

昭和62年(1987年)岡山大学歯学部 卒業
平成3年(1991年)歯学博士
平成5年(1993年)岡山大学歯学部 助手(歯科保存学第2講座)
平成7年(1995年)ニューヨーク州立大学バッファロー校歯学部 研究員
平成9年(1997年)岡山大学歯学部 助手(歯科矯正学講座)
平成16年(2004年)宮本歯科・矯正歯科 開院
平成23年(2011年)灘区歯科医師会 理事
平成23年(2011年)~日本ヘルスケア歯科学会 オピニオンメンバー
平成27年(2013年)神戸市歯科医師会 理事
平成27年(2015年)~兵庫県歯科医師会 代議員
平成29年(2017年)~兵庫県歯科医師会 地域保健常任委員会 委員
平成29年(2017年)~医療法人社団 宮本歯科・矯正歯科 設立
令和元年(2019年)~ 灘区歯科医師会 副会長
令和元年(2019年)~神戸市歯科医師会 常務理事
令和元年(2019年)~兵庫県歯科医師会附属兵庫歯科衛生士学院 科目講師