歯科医師による新型コロナワクチン接種

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202105/0014306236.shtml

新型コロナ感染症は依然猛威をふるっています。


インチョーも役員を務める神戸市歯科医師会では、神戸市の要請を受けて、高齢者向けのワクチン大規模接種会場でのワクチン接種に協力することに決まりました。歯科医師がワクチン接種を行うシステムは、全国初の試みです。


本日、5月9日(日)には、その説明会があり、インチョーも出席してきました。
神戸市の健康局長が「震災は家屋が倒壊し、高速道路が倒れ、目に見える脅威があったが、今回のコロナ感染症の脅威は目に見えないが、確実に医療体制が蝕まれている・・・」とおっしゃっていました。マスコミの報道以上に、神戸市のコロナ感染症に対する医療体制はひっ迫しています。


今回の神戸市独自のワクチン接種大規模会場の設置も、歯科医師を動員して少しでも早く高齢者の皆さんにワクチンを接種してもらおうという考えです。


ワクチン接種は肩付近に筋肉内注射を行いますので、接種に先立ち研修会の開催スケジュールも決まりました。いかに効率よく、安全にワクチン接種を行うか、細かいシュミレーションも予定されています。会場には一日10名程度の歯科医師会会員の歯科医師が出務していく予定です。とりあえず接種には100名以上の会員が参加していただける予定ですが、出務の予定を決めるだけでも大変な作業です。

ちなみに、本日の説明会、50名ほどが集まって行いましたが、医療従事者でありながら、新型コロナワクチンを接種し終わっている方はほぼゼロの状態でした。国として出遅れたワクチン接種、自治体のの工夫で早めることにはインチョー大賛成です。