ワクチン嫌だ?

新型コロナウイルス感染症に対して、ワクチンは唯一の対抗手段として、全国で接種が進められています。

ただし、その歩みは決して早くありません。前回のブログではハーバーランドでの歯科医師によるワクチン接種大規模会場について書きました。5月末から6月にかけて神戸市内の歯科医師の出務により快調にワクチン接種を続けていきました。しかし、7月に入ってからは国からのワクチンの供給不足という思ってもいないトラブルが発生して、接種スピードは半減してしまいました。最終的には7月末で会場は閉鎖の憂き目にあってしまいます。
唐突に始まり、唐突に終了。神戸市はあまりに早急にワクチン接種体制を整えすぎたがために、ワクチンの供給不足の影響を余計にうけてしまいました。河野ワクチン担当相曰く「自治体がワクチンを打ちすぎるから・・・」
なんのこっちゃ(怒)

しかし、全国でワクチン接種は進められています。一方でワクチンの副反応に対して心配のあまり、ワクチン接種を回避する動きもみられています。

実はインチョーもワクチンの2回目接種で、かなりの副反応が出ました。次の日が休みの土曜日にわざわざ接種の予約をとったのですが、当日は体調が今一つでした。そしたら次の日から重度の下痢に。結局下痢は3日間続いてしまいました。普段から健康が自慢のインチョーにとっては大変な事態になりました。

インチョーは結構な副反応に見舞われましたが、いまだワクチンをは絶対打つべき、と考えています。3回目のワクチンが必要となれば、必ず接種してもらいます。下痢はつらかったのですが、コロナに感染してしまった時の事を考えたら、大したことではありません。我々医療従事者は、日々の診療で患者さんにコロナをうつしてしまう、なんてことは到底許される訳ではありません。リスクとベネフィット(失うものと得るもの)を考えれば、3日間の下痢は十分許容できるリスクでした。むしろワクチンで副反応が出るのは体が若い証拠や、と開き直って良いほうに考えています。

現在の新型コロナの状況を考えれば、ワクチンが最大の武器であることは疑いの余地がありません。皆さんの未来を、皆さんのご家族やご友人の未来を、そして日本の未来を。冷静に考えればワクチン接種は必須です。