新年明けましておめでとうございます。

昨年は新型コロナウイルス感染症という降ってわいた天災により大変な一年でした。まだまだ終息には程遠い状況で、このお正月もいつもと違う雰囲気に包まれています。


昨年の緊急事態宣言下では「歯科治療でコロナが感染するのでは?」とのマスコミ報道が相次ぎ、我々も怯えながら診療を続けてきました。某NewYork Timesの「コロナ感染症に最もリスクのある職業は歯科衛生士」との記事を発端としてスタッフの間にも大きな動揺が走りました。この記事は実際には、まったくエビデンスのない「インフォデミック(社会を混乱させる情報の氾濫)」のひとつでした。しかしながら、欧米諸国では緊急治療以外の歯科治療は中止・延期されていたこともあり、歯科医療機関にとっては手探りの状態が続きました。

幸いなことに現在まで歯科医院でコロナ感染が起こったという事例は報告されていません。未知のウイルス感染症に対しては科学的に証明されたものではありませんが、経験則からいうと歯科治療は考えていたほど危険なものではなさそうです。

もちろんこれをもってコロナ前の歯科医院に戻す気はありません。今の世の中マスクしてないと人前にも出れないのと同じです。感染防御にはいっそう気をつけながら、今年も診療してまいります。

ともかく自信を持って歯科医院は安全ですよ!と宣言できる日が早くくればいいですね。

もひとつ、みんなで席を囲んでビールで乾杯できる日も!