歯周病学会に行ってきました

4月25日(金)、26日(土)に埼玉県の大宮で開催された日本歯周病学会に参加してきました。今回は何年ぶりかの発表をしてきました。

木曜日の診療後に神戸を発ちました。今回は初めての試みで神戸空港から飛行機を使って東京まで移動してみました。しかし、午後8時過ぎの神戸空港ではレストランはほとんどしまっており楽しみにしていた空弁も売り切れ状態。仕方なく仕事がおわった後の腹ペコの状態で9時の便に乗り込みました。結局夕食にありつくことができたのは現地についた夜中の0時過ぎ。出だしから苦難の出張でした。

翌日25日はポスター発表の日。神戸からわざわざ持ち込んだ大きなポスターを会場に貼って、まずは一仕事終了。

後は全国から集まった旧知の先生方とおしゃべりしたり、もちろん学会の講演を聴いたり、またまたおしゃべりしたり・・・学会ではいろんな先生とお話して刺激を受けることが一番です。初日の発表はつつがなく終了しました。
夜はインチョーが在籍していた岡山大学歯学部の歯周科の先生方とお食事に行きました。なぜか新宿で美味しい中華料理をいただきました。大学は若い先生方がたくさんいらっしゃいます。インチョー最近若い方とお酒を飲む機会もありませんので、大変楽しい一夜でした。

さて、学会の内容ですが・・・歯周病専門医でもインプラントの導入が常識のようになってきました。従来からの歯周補綴(ししゅうほてつ)という方法、残した歯を削ってたくさん連結していく手法から、抜けた場所にインプラントを施す方法へ変わりつつあるようです。高度にすすんでしまった歯周病患者様の場合、単純に炎症をとるという治療ではゴールにいたりません。骨のささえが少なくなった歯をいかに長期的に残すか?あるいはそれにより患者様の噛んだりしゃべったりの機能がいかにうまく回復できるか?を考えなければなりません。インプラントはそのために非常に強力な治療法になりつつあるよう感じました。