フッ化物洗口反対!!ど~して?

神戸市内の保育園や幼稚園では以前からフッ化物洗口(フッ素のうがい薬でブクブクうがいをすること)をやっています。詳しくは「私立幼稚園にお子さんを通わせている親御さん、知っていますか?」をご参考に。

神戸市歯科医師会では以前からフッ化物洗口を小学校でも行ってもらおうと交渉を重ねてきました。長年の交渉が実って昨年からはごくごく一部の小学校ではありますが、フッ化物洗口が始まりました。近年、学校の先生の過酷な労働環境が問題となっているため、可能な限り学校の先生に負担をかけない形で実施しています。今後はぜひとも市内全小学校に拡げてもらいたいと考えているのですが、一部の団体から強烈な反対意見が出ています。

曰く、フッ化物の安全性、有効性は証明されていない!!絶対反対!!!

実はフッ化物絶対反対派という方は以前からいらっしゃいます。インターネットでもフッ化物の危険性をやたら詳しく宣伝するサイトは数多くあります。

10年以上前ですが、日本弁護士連合会(日弁連)が「集団フッ素洗口・塗布の注意を求める意見書」という文書を発表しました。マスコミではさほど取り上げられませんでしたが、フッ化物洗口を実施している自治体や推奨する学会、歯科医師会には少なからず衝撃が走りました。なんで弁護士さんがフッ化物洗口??と思いましたが、これは某団体の強い要請によって日弁連が動いたという噂です。ちなみに日弁連の意見書というものは大変数多く出されているようで、実際の弁護士さんでもこの意見書の存在はほとんど知られていないそうです。

正直言ってフッ化物の安全性や有効性が証明されていない、なんて意見は歯科医学の発展を否定するようなトンデモナイ話です。暴論でしかありません。新型コロナワクチンよりはるかに長い歴史があり安全であることが報告されていて、むし歯予防効果のデータもたくさんそろっているフッ化物の利用に対して、ともかくなんでもかんでも反対!と言われても・・・。むなしくなるような話です。

これはガラガラうがいです。フッ化物ではブクブクうがいをしましょうね!