口腔衛生学会雑誌7月号に論文が掲載されました!

 インチョーは大学に長く在籍していましたので、過去には英語で書いた論文も含めて様々な学術論文を発表してきました。昨年まで、神戸市歯科医師会で幼児歯科検診のお世話などの仕事をやっていた関係で、神戸市の3歳時のむし歯に関する論文を書きました。

 昨年夏からウンウン唸りながら論文をまとめて、日本口腔衛生学会雑誌という学術誌に10月末に投稿。その後査読という作業が入って、今年3月に受理(これでOKですよ!という知らせ)が送られてきました。

 学術論文には「査読(さどく)」という作業がはいります。これはその道のプロが論文にいちゃもん(貴重なご意見)をつけてきて、それに対して反論したり、「おっしゃるとうりでございます」と修正していく作業です。さすがに誰でも論文を書けば載っけてくれる訳ではないのです。

 インチョーの専門は歯周病と矯正歯科ですので、子どものむし歯に関する研究は素人とは申しませんが専門外です。さらに今回は神戸市の子どものむし歯を統計を使ってどれだけ減っているか?などを調べたものですので、統計学に弱いインチョーとしては大変でした。

 しかも口腔衛生学会雑誌は、こっちが数ヶ月かかってまとめた論文に対する査読の答えが、なんと2週間で返ってきました。電光石火のスピード!!

 そしてこれをチンタラ数ヶ月かけて修正して、再度提出すると、また2週間で返答が!

 これを数回繰り返して、やっと受理されました。難関の統計学では、岡山大学医学部の公衆衛生学の先生に助けていただきました。この先生はその道のプロ!この方もさすがに仕事が速い!

 印刷されたらほんの数ページの論文ですが、かなりの苦労がありました。