新型コロナウイルス感染症は、いまだ日本全国で毎日数万人規模の新規感染者を出し、いっこうに終息の兆しを見せません。しかし世間の雰囲気はずいぶんと様変わりしました。TVのニュースでは、諸外国で様々な規制が緩和・撤廃されていると報道されています。最近では、マスクのない生活、脱マスクがクローズアップされはじめています。
そもそも不織布のマスクは、インフルエンザの予防には役立たないという位置づけでした。不織布は5㎛以下の物質が通過してしまいますから、0.1㎛の大きさのインフルエンザウイルスはマスクでは遮断できないという事からです。多くの臨床研究もインフルエンザ予防にマスクは役立たずと結論づけていました。しかし、ウイルスが変われば大違い、新型コロナウイルス感染症の予防にはマスクが果たす役割が大きい事はいまや周知の事実です。
歯科医は当然ながらコロナ前から普段仕事でマスクをつけていましたので、インチョー自身はさほどマスク生活が苦にはなっていません。しかし、犬の散歩を人気のない住宅地や広い公園でしている時に「なんでこんなところでマスクしてんやろ?」と感じたり、一人でクルマを運転していて、ふと気が付いたら運転中ずっとマスクをしている自分にとまどったりすることがあります。確かに今後を考えれば、時と場所によっては脱マスクを進めるべきと思います。
マスク生活になってから、医院の近くを出歩いていると、患者さんに歯科の先生と身バレすることが多くなりました。以前は診療室ではマスク、外では素顔だっだので判らなかったのでしょうが、最近は医院の中でも外でも同じマスク姿だからか、意外とバレてしまいます。この点でも脱マスクに賛成!