私はここ数年、灘区歯科医師会、神戸市歯科医師会、兵庫県歯科医師会で地域保健関係の仕事をしてきました。歯科における地域保健とは、地域の住民のお口に関する健康の維持増進や公衆衛生の向上に関することです。なんだか難しそうですが、要するに灘区や神戸市に住む子どもから高齢者の皆さんがむし歯や歯周病、その他の歯科疾患にならないようにするにはどうしたらよいか?、あるいは、地域の高齢者が歯科に関するトラブルで要介護状態にならないようにするはどうしたらよいか?、そして何よりも、お口の健康を保つ事の大切さを地域の皆さんにお伝えして、それを実行していただくことです。こちらでは「ちーきほけん雑記帳」と銘打って現代の歯科をとりまく実情を書いていきます。